一学期のまとめの行事夕涼み会も近くなり、静岡音頭の踊りに始まり、準備も着々と進んでおります。少し前になりますが、年中ほしの子どもが浅間通り商店街の七夕飾り見物に出掛けました。雨が降り出し、水遊びが中止になったので実施しました。

毎年聖母幼稚園の七夕飾りの竹を用意して、浅間通り商店街に出して下さる安本酒店様のご夫妻をはじめ、商店街の皆様が歓んで迎えて下さったそうでありがとうございました。お弁当の時「楽しかった？」と話しかけると、ほとんどの子が「疲れた」と言いながらも自分の飾りが見つかったとか、パン給食のパンを作っている『ボンヌール』もあったねとか話が弾みました。出発まで家庭へのメール、園児の健康チェック、雷や大雨の情報チェックなど大忙しでしたが『百聞は一見に如かず』のモットーで雨の中お出掛けを実施して体験を広められました。日頃の保育は育ちの順序、指導の秩序を大切に展開する様に努力していますが、今しかできない事に「今でしょう」と向き合う事も必要と感じました。大地震の発生も予想される昨今ですから、色々な状況下での体験が更に重要になると思います。

浅間通りは、アーケードになっているので雨も気にせず他のお客様との混乱もなく楽しく無事に終わりました。引率、お手伝いの為同行して下さったお母様方に感謝申し上げます。ありがとうございました。

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7月２、３日には静岡大学教育学部附属中学校の生徒さんが、家庭科の育児の勉強で来園しました。朝の短い時間でしたが、園児たちはとても歓びました。各クラスに数人ずつになって入り朝の集いを見てもらい、中学生に自己紹介をしてもらったりした様です。年長のさくら組の先生がとっても嬉しそうに伝えてくれました。自己紹介の時に「誕生日はいつ？」との園児からの質問に答えていたら、明日誕生日の生徒さんがいる事がわかり、H君の提案でお祝いに「♪ハッピーバースディ♪」の歌をクラス全員で歌ったそうです。話を聞きその場でイメージしながら、私も温かい気持ちになりました。中学生も嬉しい気持ちになり、きっとよいひとときになったのではないでしょうか。

近いとは言え、附属中の先生が見学の園に静岡聖母幼稚園を選んだ事、明日誕生日の生徒さんがいた事、6歳のH君がこのやさしいひらめきを提案してくれた事、その思いにさくら組の皆の心が一つになった事。それぞれの事がつながって、おめでとうの素敵なサプライズになり、神さまの愛をそこに見つけました。

今、幼稚園は大きな変化の流れの中に立っています。世の中には大人の都合や事情もありますが、この様な他者の幸せを祝い、喜べる心情を育てられる教育も大切にして、平和な世界でそれぞれの子に与えられた生命や力を輝かせられる未来を贈りたいものです。